「二重あごをなんとかしたいけれど、脂肪吸引は怖い」「ダイエットしても顔のお肉だけ落ちない」
そんな悩みを抱える方々の間で、今話題となっているのが「スルリム注射」です。SNS上の広告やインフルエンサーの投稿で、「注射だけで脂肪が消える」「ダウンタイムが少ない」といった魅力的な言葉を目にして、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で「効果がなかった」「思ったより腫れてバレた」「痛みが強かった」というネガティブな口コミも散見され、「本当に受けて大丈夫なのだろうか?」と不安を感じて検索されていることでしょう。
結論から申し上げますと、スルリム注射は、高濃度の有効成分(デオキシコール酸)により「脂肪細胞そのものを破壊」するため、リバウンドしにくく確実な効果が期待できる施術です。
ただし、効果が高い分、BNLSなどの従来の脂肪溶解注射に比べて「数日間の腫れ」や「筋肉痛のような痛み」が生じやすいという明確なデメリットが存在します。このリスクを正しく理解せずに受けると、後悔することになりかねません。
この記事では、元美容クリニックカウンセラーであり、美容成分分析を専門とする筆者が、スルリム注射の仕組みから、絶対に知っておくべきリスク、適正価格の真実までを包み隠さず解説します。また、現役の美容皮膚科医である神宮寺健太先生に監修いただき、医学的な視点からの正確な情報をお届けします。
この記事でわかること
- スルリム注射の効果を支える成分と「脂肪破壊」のメカニズム
- 治療前に絶対知っておくべきデメリット(腫れ・痛み・回数の現実)
- BNLSや脂肪吸引との決定的な違いと、失敗しないクリニックの選び方
スルリム注射とは?効果の仕組みと成分を正しく理解する
まずは、「スルリム注射」という名前の正体と、なぜ注射を打つだけで脂肪が減るのか、その医学的な根拠について深く掘り下げていきましょう。多くの人が抱く「怪しい注射ではないか?」「体に害はないのか?」という疑問を解消するために、成分レベルでの解説を行います。
「スルリム注射」という名称の定義と実態
インターネットやSNSでよく目にする「スルリム注射」ですが、実はこれは世界共通の薬剤名ではありません。多くの美容クリニックにおいて、特定の脂肪溶解製剤を使用したメニューに付けられた「クリニック独自の名称(商標)」であることが一般的です。
そのため、「スルリム注射」の中身が具体的にどの製剤(薬剤)であるかは、クリニックによって異なる可能性がありますが、一般的には「デオキシコール酸」を高濃度で配合した製剤(例:カベリン、チンセラプラスなど)を指すケースがほとんどです。
神宮寺 健太医師(美容皮膚科院長)の解説
「患者様が混乱しやすいポイントですが、『スルリム』というのは特定の薬剤の商品名ではなく、そのクリニックが提供する『痩身注射メニューのパッケージ名』であると理解してください。
重要なのは名前ではなく、その注射に『デオキシコール酸』がどのくらいの濃度で配合されているかです。一般的にスルリムと呼ばれるメニューは、従来の植物由来主体の注射(BNLSなど)とは異なり、0.5%〜1%程度のデオキシコール酸を含む製剤を使用しており、これが高い痩身効果の源泉となっています。」
– 神宮寺 健太 医師
最大の特徴は「デオキシコール酸」による脂肪細胞の破壊
スルリム注射の効果の核心は、主成分である「デオキシコール酸(Deoxycholic Acid)」にあります。
デオキシコール酸は、もともと人間の体内で生成される「胆汁酸」の一種です。食事で摂取した脂肪を消化・吸収しやすくするために、脂肪を乳化させる働きを持っています。この作用を美容医療に応用したのが、脂肪溶解注射です。
高濃度のデオキシコール酸を脂肪組織に直接注入すると、脂肪細胞の細胞膜そのものを破壊(溶解)します。細胞膜を失った脂肪細胞はアポトーシス(細胞死)を起こし、もはや脂肪を溜め込むことができなくなります。
破壊された脂肪細胞の残骸は、マクロファージ(貪食細胞)によって食べられ、最終的には静脈やリンパ管を通じて肝臓へ運ばれ、数週間かけて尿や便として体外へ排出されます。これが、スルリム注射で痩せるメカニズムの全容です。
このプロセスは、米国FDA(食品医薬品局)によっても、あご下の脂肪治療薬(Kybella)として承認されており、医学的なエビデンスが確立された作用機序です。
単なる水抜きではない?「脂肪溶解」と「脂肪燃焼」の違い
よくある誤解に、「エステの痩身マシンやマッサージと同じようなものでしょう?」というものがありますが、これは大きな間違いです。
エステや一般的なダイエット(食事制限・運動)で起こるのは「脂肪燃焼」です。これは、脂肪細胞の中にある油滴(中性脂肪)がエネルギーとして使われ、脂肪細胞が「小さくなる」現象です。細胞のサイズは小さくなりますが、脂肪細胞の数自体は変わりません。そのため、再び食べ過ぎれば細胞が膨らみ、リバウンドしてしまいます。
一方、スルリム注射が行うのは「脂肪溶解(細胞破壊)」です。デオキシコール酸の化学作用によって、脂肪細胞の数そのものを減らします。一度破壊された脂肪細胞は再生しないため、物理的に脂肪の貯蔵庫が減ることになり、半永久的な効果が得られるのです。
▼図解:脂肪細胞が破壊され排出されるメカニズム
| ステップ | 体内で起こる現象 |
|---|---|
| 注入直後 | 薬剤(デオキシコール酸)が脂肪層に広がり、脂肪細胞の細胞膜に作用を開始する。 |
| 数時間〜数日 | 細胞膜が不安定になり破壊される(溶解)。細胞内の脂肪滴が漏れ出す。この時、炎症反応として腫れや熱感が生じる。 |
| 1週間〜4週間 | 破壊された細胞の残骸や脂肪滴を、免疫細胞(マクロファージ)が掃除し始める。 |
| 1ヶ月後〜 | 老廃物がリンパや血流に乗って代謝・排出され、該当部位のボリュームが減少する。 |
適用部位:顔(二重あご・頬)からボディまで対応可能
スルリム注射は、主に「皮下脂肪」が原因で太って見える部位に効果を発揮します。
- 顔周り:二重あご、フェイスラインのもたつき、頬(ジョールファット、メーラーファット)、鼻(団子鼻の脂肪)
- ボディ:二の腕、ブラファット(脇肉)、お腹、膝上の脂肪
特に、顔の細かいパーツの脂肪はダイエットでは落ちにくいため、スルリム注射の最も人気のある適用部位となっています。一方で、筋肉(エラ張り)や骨格が原因の場合は効果がないため、事前の医師による診断が重要です。
【後悔する前に】スルリム注射のデメリット・副作用 4選
どのような医療行為にも、必ずメリットの裏にはリスクや副作用が存在します。特に美容医療においては、良い面ばかりを見て契約し、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースが後を絶ちません。
スルリム注射は効果が高い反面、従来の植物由来の脂肪溶解注射に比べるとダウンタイムや副作用が強く出る傾向があります。ここでは、クリニックの公式サイトでは小さく書かれがちなデメリットについて、包み隠さず詳しく解説します。
デメリット1:施術後2〜3日は腫れや熱感が出やすい
最も覚悟しておかなければならないのが、施術直後から発生する「腫れ(ダウンタイム)」です。
デオキシコール酸が脂肪細胞を破壊する際、組織内で炎症反応が起こります。これは薬が効いている証拠でもあるのですが、見た目には明らかに変化が出ます。特に注入量が多い場合や、皮膚の薄い部分(まぶたや目の下など)に打った場合は顕著です。
- 直後〜当日夜: 薬液が入った分だけ物理的に膨らみます。リスが餌を溜め込んだような顔になることがあります。
- 翌日〜2日目: 炎症による腫れのピークです。むくみが強く出たようなパンパンな状態になることが多く、人によっては「親知らずを抜いた時」のように見えることもあります。
- 3日目以降: 徐々に引いていきますが、完全にすっきりするまでには1週間程度かかることもあります。
【筆者の体験談】高濃度デオキシコール酸製剤を打ったリアルな記録
「私は過去に、あご下とフェイスラインに合計8ccの高濃度製剤を打ちました。カウンセリングでは『翌日から仕事できますよ』と言われましたが、正直なところ、翌日はマスクなしでは外出できないレベルで腫れました。
顔が四角く見えるほどパンパンになり、触ると熱を持っていました。家族には『太った?』ではなく『何か食べた?』と驚かれるほど。大切な予定(デートやプレゼン、結婚式など)の直前に打つのは絶対に避けるべきだと痛感しました。」
デメリット2:注入時に独特の痛みを感じることがある
スルリム注射は、針を刺す瞬間のチクリとした痛みだけでなく、薬液が注入されている最中や直後に独特の鈍痛を感じることがあります。
これは、デオキシコール酸の化学的な刺激によるものです。患者様からはよく「熱い液体が入ってくる感じ」「強い筋肉痛のような痛み」「ジンジンする痛み」と表現されます。
多くのクリニックでは、薬液に麻酔成分(リドカイン)を混ぜたり、注入前に患部を冷却(アイシング)したりして痛みを軽減する工夫をしていますが、無痛というわけではありません。痛みに極端に弱い方は、笑気麻酔などのオプションを検討する必要があります。
デメリット3:1回では劇的変化を感じにくい(推奨回数の壁)
「脂肪吸引のように、1回でごっそり無くなる」と期待していると、がっかりすることになります。
スルリム注射は、1回の施術でその部位にある脂肪細胞の約10〜20%程度に作用すると言われています(個人差や濃度によります)。そのため、目に見えて「痩せた!」と実感するためには、最低でも3回、理想的には5回程度の回数を重ねる必要があります。
1回打って「全然変わらない」と諦めてしまう方が多いですが、これは回数が不足しているケースがほとんどです。徐々に変化を出していく治療であるため、即効性を求める方には不向きと言えます。
デメリット4:内出血やしこり(インドゥレーション)のリスク
注射針を使用するため、毛細血管に当たってしまった場合は内出血(青あざや黄色いあざ)が出ることがあります。これはメイクやコンシーラーで隠せる程度であることが多いですが、消えるまでに1〜2週間かかります。
また、稀に注入部位が硬くなる「しこり(硬結・インドゥレーション)」が生じることがあります。これは脂肪組織が破壊され、修復される過程で線維化が起こるために生じる現象です。
神宮寺 健太医師(美容皮膚科院長)のアドバイス
「腫れや内出血は、脂肪細胞が破壊されているサイン(炎症反応)でもあるため、ある程度は『効いている証拠』と捉えてください。ただし、あまりに強い痛みや赤みが長引く場合や、不自然なしこりが数ヶ月残る場合は、速やかに施術を受けたクリニックを受診してください。
しこりを防ぎ、効果を均一にするためには、炎症が落ち着いた後(通常施術から3〜4日後以降)に、優しくマッサージをしてリンパの流れを促すことが有効な場合がありますが、自己判断せず医師の指示に従いましょう。」
– 神宮寺 健太 医師
スルリム注射を受けるメリット 3選
ここまで厳しいデメリットをお伝えしてきましたが、それでもなお、スルリム注射が多くの人に選ばれ続けているのには明確な理由があります。
デメリットを十分に理解し、許容できるのであれば、スルリム注射は非常に魅力的な痩身手段となります。ここでは、他の方法にはない独自のメリットを3つ紹介します。
メリット1:リバウンドのリスクが極めて低い(脂肪細胞数の減少)
ダイエットにおける最大の敵はリバウンドですが、スルリム注射はこのリスクを根本から解決します。
前述の通り、脂肪細胞の数自体を減らすため、暴飲暴食をして再び太ったとしても、注射を打った部位(例えば二重あご)には脂肪がつきにくくなります。「顔だけシュッとしたまま」を維持しやすいのは、精神的にも大きなメリットです。
ダイエットで体重は落ちたのに、顔のお肉だけがどうしても落ちないという「部分痩せ」のニーズに対して、最も理にかなった解決策と言えます。
メリット2:ダウンタイムが脂肪吸引よりも圧倒的に短い
「腫れる」とお伝えしましたが、それでも外科手術である「脂肪吸引」と比較すれば、ダウンタイムは圧倒的に軽いです。
- 脂肪吸引: 手術後に圧迫バンド(フェイスバンド)を24時間以上装着し続ける必要があり、強い腫れや内出血が2週間〜1ヶ月続き、拘縮(つっぱり)が数ヶ月残ります。仕事や学校を数日間休む必要があります。
- スルリム注射: 腫れのピークは2〜3日で、メイクでカバー可能です。マスクをすれば翌日から出勤・通学が可能で、圧迫バンドなどの大掛かりな器具も不要です。
「長期の休みは取れないけれど、確実に脂肪を減らしたい」という現代人のライフスタイルには、スルリム注射の方がマッチしています。
メリット3:物理的な脂肪吸引が怖い人でも受けやすい
顔にメスを入れたり、カニューレ(管)を挿入してゴリゴリと脂肪を吸い出す感覚に対して、恐怖心を抱くのは当然のことです。麻酔事故のリスクや、皮膚が凸凹になるリスクもゼロではありません。
スルリム注射は、極細の針で薬剤を注入するだけの処置であり、施術時間も10分程度で終了します。「プチ整形」の範疇で、心理的なハードルが低く、手軽に受けられる点は大きなメリットです。
▼図解:脂肪吸引とスルリム注射のリスク・効果バランス比較
| 比較項目 | 脂肪吸引 | スルリム注射 |
|---|---|---|
| 効果の確実性 | ★★★★★ (1回で除去) |
★★★★☆ (数回で完成) |
| ダウンタイム | ★☆☆☆☆ (長い・重い) |
★★★☆☆ (数日で回復) |
| 身体への負担 | High (手術) |
Low (注射のみ) |
| 費用感 | 高額 (20万〜) |
中程度 (数万〜) |
徹底比較!スルリム注射 vs BNLS vs 脂肪吸引
スルリム注射を検討している方が、必ずと言っていいほど比較検討するのが、従来の脂肪溶解注射の代名詞である「BNLS(Ultimate)」と、外科手術である「脂肪吸引」です。
これらは似て非なるものであり、目的や優先順位によって選ぶべき施術が変わります。「自分にはどれが合っているのか?」を判断するために、成分、コスト、効果の観点から徹底比較します。
成分と効果の違い:BNLS Ultimate との決定的な差
BNLS(特に初期のもの)は、植物由来成分(ヒバマタ抽出物など)を主成分とし、リンパ循環を良くしてむくみを取る作用がメインでした。最新のBNLS Ultimateにはデオキシコール酸も配合されていますが、その濃度は約0.02%と非常に微量です。
対して、スルリム注射(カベリン、チンセラプラス等)に含まれるデオキシコール酸濃度は0.5%〜1.0%程度とされており、BNLSの約25〜50倍以上の濃度となります。
- BNLS Ultimate: 腫れないことを最優先。効果はマイルドで、脂肪溶解というよりは「引き締め・むくみ取り」に近い。デート前日でも打てる手軽さが売り。
- スルリム注射: 多少腫れてもいいから、確実に脂肪を減らしたい人向け。脂肪細胞破壊の効果が高い。
神宮寺 健太医師(美容皮膚科院長)の解説
「デオキシコール酸の濃度は、効果と副作用(腫れ・痛み)の強さに正比例します。『全く腫れずに脂肪だけごっそり減らしたい』というのは医学的に矛盾しており、現在の技術では不可能です。
効果を優先するなら、ある程度の腫れを許容して高濃度製剤(スルリム等)を選ぶべきですし、ダウンタイムが絶対に取れない職業の方には、回数はかかりますが低濃度のBNLSをおすすめしています。このトレードオフを理解することが重要です。」
– 神宮寺 健太 医師
コストパフォーマンス比較:総額で見るとどちらが得か?
1本(1cc)あたりの単価だけで比較すると、BNLSの方が安く見えることが多いですが、必要な回数まで考慮すると話は変わります。
BNLSで満足する効果を得るには10回以上の施術が必要な場合もありますが、スルリム注射なら3〜5回で済むかもしれません。結果的に、「効果実感までの総額」で見ると、スルリム注射の方がコストパフォーマンスが良いケースが多く見られます。
一方、脂肪吸引は一度に20万〜50万円程度の出費になりますが、一生モノの効果と考えると、長期的なコスパは最強と言えます。しかし、ローンの金利や術後のケア用品代なども含めた総額で考える必要があります。
結局、あなたに向いているのはどっち?選び方の基準
以下の比較表を参考に、ご自身の優先順位と照らし合わせてみてください。
▼比較表:スルリム注射・BNLS・脂肪吸引(効果・痛み・腫れ・費用・即効性)
| 項目 | BNLS Ultimate | スルリム注射 | 脂肪吸引 |
|---|---|---|---|
| 主成分 | 植物由来成分 +微量デオキシ(0.02%) |
高濃度デオキシ (0.5%〜) |
物理的吸引 |
| 脂肪減少効果 | △〜〇 (マイルド) |
◎ (確実な減少) |
★ (劇的変化) |
| 腫れ・赤み | ほぼ無し (数時間程度) |
あり (2〜3日ピーク) |
強い (2週間〜) |
| 痛み | 少ない | 中程度 (筋肉痛様) |
強い (術後) |
| 推奨回数 | 5回〜10回以上 | 3回〜5回 | 1回 |
| 向いている人 | 絶対にバレたくない 痛みに弱い |
コスパ重視 手術は怖い |
1回で終わらせたい 変化重視 |
失敗しないために!効果を最大化する通い方と費用相場
スルリム注射を受けると決めたら、次に重要なのは「どのくらいの量を」「どのくらいの間隔で」打つかという具体的なプランニングです。
ここでの見積もりが甘いと、「思ったよりお金がかかったのに効果が出ない」という失敗に直結します。カウンセリングに行く前に、適正な量と費用の相場観を持っておきましょう。
部位別の必要注入量(cc)と回数の目安
クリニックの広告で「1cc ○○円!」という安さを強調していることがありますが、1ccで全顔の脂肪がなくなることは絶対にありません。
顔の大きさや脂肪の厚みによって個人差はありますが、一般的に効果を実感するために必要な1回あたりの注入量は以下の通りです。
▼表:【部位別】必要cc数と推奨回数シミュレーション
| 部位 | 1回の推奨注入量 (cc) | 効果実感までの目安回数 |
|---|---|---|
| 二重あご | 3cc 〜 5cc | 3回 〜 5回 |
| フェイスライン(左右) | 4cc 〜 6cc | 3回 〜 5回 |
| 頬(片側) | 2cc 〜 4cc | 3回 〜 5回 |
| 鼻(鼻先・小鼻) | 1cc 〜 2cc | 3回 〜 |
※上記はあくまで目安です。医師の診察により変動します。
例えば、「二重あごをスッキリさせたい」場合、1回5cc×3回=合計15cc程度が必要になる計算です。1ccの単価だけでなく、トータルで何cc打つことになるかを計算して予算を組みましょう。
「1cc ○○円」の罠?総額費用をカウンセリングで確認するコツ
美容クリニックの料金トラブルで多いのが、表示価格以外のオプション料金です。
「1cc 2,980円」と書いてあっても、それは初回限定価格だったり、極端に少ない量だったりすることがあります。さらに、以下の項目が別途請求されるケースがあるため、カウンセリング時に必ず見積書の内訳を確認してください。
- マイクロカニューレ代: 内出血を抑えるための先の丸い針(数千円〜1万円程度かかることが多い)
- 麻酔代: 表面麻酔クリームや笑気麻酔の費用
- 処置料・再診料: 毎回かかるのか、初回のみか
【元カウンセラーが教える見積もりのチェックポイント】
「『今日契約すれば安くなります』という言葉に焦ってはいけません。必ず『効果が出るまでに必要な総回数と、その総額(麻酔・針代込み)』を書面で出してもらいましょう。
また、注入量が少なすぎると効果が出にくいため、『予算内で最大限効果を出すにはどの部位に集中させるべきか』を相談するのも賢い方法です。広範囲に薄く打つより、二重あご一点に集中して打つ方が満足度は高くなる傾向があります。」
施術後のマッサージは必要?効果を高めるアフターケア
施術後は、破壊された脂肪細胞の排出をスムーズにするために、適切なアフターケアが推奨されます。
- 水分摂取: 老廃物の排出を促すため、普段より多めに水を飲みましょう。
- 有酸素運動: 施術から3〜4日後、腫れが引いてきたら軽い運動を取り入れると代謝が上がり、効果が高まります。
- マッサージ: 医師の指示がある場合、施術後3日目以降から患部を優しくマッサージすることで、薬剤の拡散とリンパの流れを助け、しこりの予防にもなります。
スルリム注射に関するよくある質問(FAQ)
最後に、スルリム注射を検討中の方が抱く細かな疑問について、一問一答形式でお答えします。
Q. 効果はいつから実感できますか?
A. 施術直後は腫れがあるため、逆に太ったように見えます。腫れが引き、破壊された脂肪が排出され始める施術後2週間〜1ヶ月頃から、徐々に効果を実感し始めます。「翌日に小顔になる」ものではないことを理解しておきましょう。
Q. 施術当日のメイクや洗顔は可能ですか?
A. ほとんどのクリニックで、当日からメイク・洗顔・シャワーが可能です。ただし、注射針を刺した箇所(針穴)は避けるか、清潔に保つようにしてください。長時間の入浴やサウナ、激しい運動は、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、当日は控えるのが無難です。
Q. 会社や学校にバレずに受けられますか?
A. マスクをすれば隠せる範囲の腫れであることが多いですが、食事の際などにマスクを外すと気づかれるリスクはあります。
神宮寺 健太医師(美容皮膚科院長)のアドバイス
「絶対にバレたくない場合は、金曜日の夕方や、連休の初日に施術を受けることを強く推奨します。土日で腫れのピーク(翌日〜翌々日)をやり過ごせば、月曜日には『ちょっと顔がむくんでいるかな?』程度まで落ち着いていることが多いです。スケジュール調整がバレないための最大の秘訣です。」
– 神宮寺 健太 医師
まとめ:メリットとデメリットを理解して、賢く小顔を目指そう
スルリム注射は、従来の脂肪溶解注射よりも高い効果が期待できる一方で、数日間の腫れや痛みといったリスクも伴う「ハイリターン・ミドルリスク」な治療です。
「魔法のようにリスクなしで痩せる注射」ではありませんが、脂肪吸引のような手術までは踏み切れないけれど、確実な変化を求めたい方にとっては、非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
最後に、あなたがスルリム注射を受けるべきかどうかの最終チェックリストを用意しました。
▼スルリム注射を受ける前の最終チェックリスト
| ✅ 2〜3日程度、顔が腫れてもスケジュール調整が可能だ(マスクができる環境など) |
| ✅ 1回で終わらせようとせず、3回以上通う予算と時間の余裕がある |
| ✅ BNLSでは効果を感じられなかった、またはもっと高い効果を求めている |
| ✅ 脂肪吸引のような「手術」や「圧迫固定」には抵抗がある |
| ✅ 皮下脂肪が原因の太り方だ(筋肉や骨格が原因ではないと診断された) |
もし、これらに当てはまるなら、スルリム注射はあなたのコンプレックスを解消する強力な味方になるはずです。
神宮寺 健太医師(美容皮膚科院長)からの最終メッセージ
「脂肪溶解注射は、医師のデザイン力と、患者様の根気強い継続が結果を左右する治療です。決して焦らず、自分のライフスタイルに合った無理のない治療計画を立ててください。
まずは信頼できるクリニックのカウンセリングに足を運び、『総額いくらかかるか』『自分の脂肪の量なら何cc必要か』をしっかりと相談することから始めましょう。納得のいく選択ができることを応援しています。」
– 神宮寺 健太 医師
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